君は友人。
晃「どうよ」
紗奈「何が」
晃「今日の話」
紗奈「セックス?」
晃「それ」
紗奈「晃は?」
晃「俺は正直してみてぇ」
紗奈「やっぱり?」
晃「おうよ。紗奈は?」
紗奈「私も興味をもった。」
晃「だよな~」
紗奈「うん」
性の授業…
大切な事なのだろうけど、私達には早すぎた。
性に興味を持った人間は身近なもので試してみたくなる。
やるな。と言われれば言われるほどにね。
晃「今度してみねぇ?」
紗奈「え…」
晃「その…セックス…」
紗奈「…いいよ」
晃「そっか…じゃあ、ゴム買いにいかねぇとな…」
紗奈「親のは?」
晃「どこにあるかわかんねぇだろ」
紗奈「そだよね…」
晃「ランドセル置いたら一緒に行こうぜ?」
紗奈「うん…。」
私達は大人への階段を上ろうとしていた。
だが、私は少し不安だった。
ゴムを小学生が買えるかが…。
でも、晃は大人っぽいから大丈夫だろう。
そう思った。