ありがとう。言えるかな
キヨが頷いた

『悪いさっき家から電話きて俺帰らなきゃいけなくなった』

ダイがまた変な事をいいだした

花火は俺とダイの地元でやっていたから、ダイを送るとそこからキヨと二人っきりになってしまうのだ

『わかったよ』

俺はギャップに距離を感じていても二人になれるのは嬉しかった

『なんだまあしょうがないか』

キヨは拒まなかった

そして俺はダイの家に向かった。

そしてダイの家につきバイバイしたのだ

『前にこいよ』

俺は後部座席に座ってるキヨを助手席に呼んだ。

キヨは何も言わずに助手席に来てくれた

『楽しかったな』

『うん』

いまいち会話は盛り上がらない

そしてしばらく沈黙が続いた。

そのままキヨの家の近くまで来てしまったのだ

『ねえ?まだちょっとドライブしない?』

俺はもう素直に帰ってしまうと思っていたから、気分があがってきた

『了解適当に運転しちゃうよ』

『そうだよ、ゴーゴー』

キヨも気分がのってきたのか、二人は自然と会話が弾みだしてきた

知らぬ間にあの頃にもどったみたいだ

それが楽しくてバイバイするのが嫌だった

でも時間は過ぎてしまうのだ
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