ありがとう。言えるかな
『てかショートメールめんどくさいから、メールアドレス教えるよ』

その返事に俺は喜びすぎ完全に一度失った時の事を忘れていた

さっそくそのアドレスにメールを送ったのだ

『また花火見に行かない?』

『ごめん、その花火は彼氏と行く』

『…』

俺は固まってしまった。

てっきり彼氏はいないと思っていたから

『え?彼氏いたんだ?いるなら言えよ、それだったらお前と今日花火いかなかったよ』

俺は何か暴走したかのように思ってもない事をメールで送ってしまったのだ

『は?何その言い方?最低』

もちろんキヨは怒っていた

『彼氏いんのに俺らとあってんじゃねーよ』

『あんたに関係ないじゃん』

メールなのにすごい言い争いをしてしまったのだ

結局喧嘩してしまい、久しぶりにまた仲良くなれたのに、最悪な形でおわったのだ。

俺は決めた

『キヨなんかもう興味ねー』

自分でそう思い壁を殴りすごい切ない気持ちに押し潰された

そして季節は変わり冬になっていた。

俺はまったく大学には行ってなく相変わらず遊んでいた

バイトもしないで、遊ぶお金は親だよりの完全なプー太郎になっていたのだ。
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