今でも好きよ、先生(仮)《TABOO》
「麗華先生とは別れた、

お前との事があって以来ぎくしゃくしてな」

「そうなんだ、ごめんね先生、

あたしがあんな事したばっかりに」

「良いよ、それよりお前はどうなんだ、

新しい彼氏いるんだろ?」

「いるわ、でも拓海先生ほど愛した人には巡り会えないわ」

「そんな事ないだろ、

お前なら俺なんかよりも幸せにしてくれる人がいつか現れる」

「いやっ、あたし先生じゃなきゃ嫌なの、

あの時みたいに教師と生徒の関係じゃなくなったから良いでしょ」

「確かにそうだが、

正直な話、あの時からお前の事、

生徒ではなく一人の女性として見ていた、

でもお前は俺の教え子だ、

決して間違いを起こしてはならない、

そう心に誓っていたんだ」

「なら話が早いじゃない、

もう教師と生徒の関係じゃないわ、

今度こそあたしと付き合って、

もう何の障害もないでしょ」

「でも彼氏いるんだろ?」

「そんなのどうでもいいの、

先生と付き合えるなら別れても良い」

「仕方ないなあ、

でもとにかくこの実習期間だけは実習生としてしっかりやるんだぞ、

それから俺たちが付き合ってる事、

なんとしてもばれないようにするんだ」

「ありがとう先生」
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