フェイク
「疲れてないなら、もう少し歩きますか?

俺はどっちでもいいですけど」



怒ったり呆れたりしている感じではなく、むしろ私を気遣ってくれているようだった。


「少し、休みたいです」



私たちは、並んでベンチに座った。



情けないやら緊張するやら、それに翼さんの優しさも身にしみるやら、短い間にいろんな事が起こり

何だか一気に疲れてしまった私は、ほとんど無意識にサングラスを外した。
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