まほろば【現代編】
【ハルカサイドⅨ】
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昨日は、疲れていたというのもあってスサノオに膝枕したまま、気づいたら私自身も寝てしまっていた。
起きたらもうすでにそこにはスサノオの姿はなく、正座していたはずの私はちゃんとベッドの上に寝かされており、ご丁寧に絹の布団まで掛けられている。
それでも足に残る鈍い痛みが、昨日のことは夢ではなかったということを物語っていた。
体を起こしてベッドの上に腰掛ける。
この部屋だけではないけど、日の光というものが全く入らないので、今がいったい昼なのか夜なのかわからない。
それでも、私の体は正直なもので。
グー
「あぁ、お腹減ったー」
考えてみれば、昨日の朝から何も食べてない。
あまりに予想外なことばかり起こるから、すっかり空腹など忘れていたけど、さすがに一人考える時間が出来ると色々と忘れていたことが一気に思い出されてくる。
ゴゴゴゴゴー
絶妙のタイミングで石の扉が開いた。
起きたらもうすでにそこにはスサノオの姿はなく、正座していたはずの私はちゃんとベッドの上に寝かされており、ご丁寧に絹の布団まで掛けられている。
それでも足に残る鈍い痛みが、昨日のことは夢ではなかったということを物語っていた。
体を起こしてベッドの上に腰掛ける。
この部屋だけではないけど、日の光というものが全く入らないので、今がいったい昼なのか夜なのかわからない。
それでも、私の体は正直なもので。
グー
「あぁ、お腹減ったー」
考えてみれば、昨日の朝から何も食べてない。
あまりに予想外なことばかり起こるから、すっかり空腹など忘れていたけど、さすがに一人考える時間が出来ると色々と忘れていたことが一気に思い出されてくる。
ゴゴゴゴゴー
絶妙のタイミングで石の扉が開いた。