別れ道での約束
その時、電車がホームに入ってきた。
「乗ろう」
呆然としていた私の手首を掴んで、電車の中へと導いた。
端に2人座れるスペースがあった。
大智が先に座ったので、その横に座る。
「こうやって並んで座るのも夢だった」
恥ずかしいことをさらりと言う。
隣りに座る大智が近い。
電車が揺れると肩と肩が微かに触れ合う。
今まで何とも思っていなかった大智を意識したのはこの時だった。
躊躇いもしないで、ストレートにものを言う。
恥ずかしくなるけど、分かりやすいことが嬉しかった。
「乗ろう」
呆然としていた私の手首を掴んで、電車の中へと導いた。
端に2人座れるスペースがあった。
大智が先に座ったので、その横に座る。
「こうやって並んで座るのも夢だった」
恥ずかしいことをさらりと言う。
隣りに座る大智が近い。
電車が揺れると肩と肩が微かに触れ合う。
今まで何とも思っていなかった大智を意識したのはこの時だった。
躊躇いもしないで、ストレートにものを言う。
恥ずかしくなるけど、分かりやすいことが嬉しかった。