別れ道での約束
でも、テレビや本で見る北海道の景色はとてもきれいで、実際に見て描きたいと前々から思っていた。


「クスッ。大智と北海道に住んだら、家事もしないでずっとスケッチをしているかも」


「やっと笑った。咲良がどんな絵を書くか楽しみだよ。咲良の絵、好きだから、書く姿をそばで見ていたい。好きなだけ書いたらいいよ」


まだ何年も先の将来だけど、きっと楽しい日々が過ごせるだろうと想像する。


幸せな未来を思い描いた。

夢が膨らむ。


大智と一緒になれたら、絶対に幸せになれると信じた。


信じることできっと夢は叶う。
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