別れ道での約束
「うん…、うん。分かってるよ。絶対夢を叶えようね」


自分で選んだ道だから、悔いのないように進んで行こう。

やるべきことをやる。

そして、夢を叶えるんだ。


「俺は何があっても、ずっと咲良だけを想っている。絶対に将来は咲良と結婚するからな。咲良も将来は北海道に住むんだぞ。分かってるよな?」


「私も北海道に?」


大智が大きく頷く。


そうだ、結婚したら私もいつか北海道に住むことになるんだ。


私は北海道にまだ一度も行ったことがなかった。


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