別れ道での約束
そして、私をチラッと見る。


あ…もしかして、告白かな?

きっと、そうだ。


「あ、あたし、外で待っているね」


そんな場にいられないと思った私は急いで靴を履き替えた。


「すぐ行くから」


背後から大智の声が聞こえたけど、返事をしないで、2人が見えない場所で待った。


話が気になったのは事実だけど、見てはいけない場面だ。

告白するほうは勇気がいることだから。

でも、すごいな。告白なんて、私はしたことがない。



5月が近い春の風は夕暮れ時でも暖かく感じた。


気持ち良い風が吹く夕焼け空を見上げる。

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