別れ道での約束
大智は満面な笑顔を見せた。


「うん」


その笑顔が眩しくて、頷くことしか出来なかった。

それに俯いてしまった。



「お疲れ様でした」

「お疲れ~」

「さようなら~」


委員会が終わって、玄関まで大智と並んで歩いた。


下駄箱前まで来た時…


「大智くん」


下駄箱の前に立っていた女の子が大智を呼んだ。


大智と同じクラスの女の子で、目が丸くてかわいい子だ。

確か、清水さんという名前だったはず。


「何?」


大智がぶっきらぼうに聞く。


「ちょっと話があるんだけど」


そう言うと頬を少し赤くした。






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