別れ道での約束
「えっ?」


「ん?咲良、どうした?」


いつの間にか、大智と私の間に男の子がいた。


「あれ?この子、誰?」


大智もその子の存在に気づいて、ビックリする。


私と大智の声にその男の子が反応して、顔を見上げた。


「ママじゃない…。ママは?ママ、どこ?パパは?ママ!パパ~!」


どうやらママと私を間違えて手を握ってしまったらしい。


男の子がどんなに「ママ!」「パパ!」と呼んでも、パパとママは出て来ない。


「はぐれちゃったのかな?」


辺りを見回すけど、男の子を探している人は見えない。


「うわ~ん!パパ~、ママ~」


とうとう泣き出してしまった。


どうしよう?



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