別れ道での約束
「ん?あの人たちかも…。なんか探してるっぽい」


大智が少し離れた場所を見ていた。


私も大智の見ている方を見る。


「りくと、あれじゃないか?」


大智は抱いていたりくとくんの顔をそっちの方向に向ける。


「あ!パパ~!ママ~!」


「りくと!」


りくとくんの呼ぶ声に気付いたパパとママと思われる2人が走ってくる。


「良かった…、りくと~」


大智はりくとくんをパパに渡した。りくとくんはパパに抱きつく。


「ありがとうございます」


りくとくんのパパとママは私たちに深々と頭を下げた。


りくとくんはパパとママの間に入り、2人と手を繋いだ。




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