別れ道での約束
さっきまで泣いていたりくとくんは目をキラキラ輝かせて、喜んだ。


きっとさっきまでは大人の足しか見えなかったに違いない。


「すごい!きれい!」を連発するりくとくんを見て、笑う。


きれいで感動的なパレードだった。


パレードが終わり、人が動き出した。


「パパ…ママ…。いるかな…」


りくとくんがまた泣きそうになる。不安になっているのだろう。

無理もない。だって、まだこんなに小さいのだもの。

私だって、大智とはぐれたら不安になる。



「きっとパパとママもりくとくんを探しているから、絶対に会えるよ」


少しでも安心させようと頭を撫でた。
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