私の婚約者は特殊捜査官
「是非、見に来てください」


「・・・秀」


オレの言葉を聞いた理子の母は、

嬉しそうに笑うと、


「ありがとう」

そう言って出ていった。


・・・

「結婚式なんて」

そう言った琴美に、

オレは持ってきてくれた手紙を指差した。

・・・

「とりあえず、

理子さんからの手紙を開けてみろよ」


「・・・う・・ん」

・・・

ところが、

琴美はその手紙を開けようとしない。

・・・

「どうした?」

「・・あの、ね?

最後まで読む自信がないの・・・

私の代わりに、読み上げてくれないかな?」

俯いたまま差し出した手紙を、

オレは受け取り封を開けた。
< 171 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop