私の婚約者は特殊捜査官
・・・

話しの最中、

署長は涙ぐんでいた。

本当に相馬隆と言う人と、

仲が良かったんだと、思い知らされた。

・・・

「祖父母はオレをとがめることはしなかった。

自分の仕事を全うしただけだからと。

隆の子供には、それ以来会ってはいない。

今は25歳くらい・・か。

祖父が経営する会社の後継者になってるはず。

大人になり、今、

私に思いのたけをぶつける為の、

復讐をしようとしてるんだと思う・・

琴美が私の生きがいだとわかって、

誘拐したに違いない」

・・・

この仕事をしていれば、

何かしら、難癖をつけられる。

罵倒・陰口・・・

これくらいなら我慢できる。

しかし復讐となると、穏やかではない。

・・・

自分だけならまだしも、

周りにも被害が及ぶ・・・

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