私の婚約者は特殊捜査官
「そうですか・・・

話は分かりました・・・

もしそれが本当なら、居場所も突き止めやすい。

琴美には、ケガ一つ負わせることなく、

無事に、助け出して見せます」


・・・

オレの言葉に、

溜息をついた署長は、

静かに頷いた。

・・・

・・・・・!!

警察署の前。

オレの携帯が鳴り響いた。

「もしもし」

誰かも確認せず、電話に出た・・

・・・

『・・秀』

「?!琴美!」

『…心配かけてゴメンね?』


「無事なんだな?」

『・・・うん』


「今どこにいる?」

『大きなお屋敷・・・

場所は分からない・・・

でも、ここではちゃんとした扱いをされてるから、

心配しないで?』
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