For 10 years
夏祭りが終わり、蒼太と優華がこっちへやってきた。



「ママー、あっ、はやとだ!やくそくしたからきたの?」


「おー、蒼太。カッコ良かったぞ!優華も可愛かったぞ」


「ほんと!?」


「ん、上手に踊ってたな」



嬉しそうな蒼太を見ると、来て良かったと思う。



「はやと!きょうもおふろにいっしょにはいろう?」


「ママがいいって言ったらな?」


「ママいい?」



不安そうにそう言う蒼太と、困った顔の絢華ちゃん。



「隼人さん、いいの?」


「俺はいつでもオッケーだけど」



笑顔でそう言った。



「じゃあ、お願いします。……蒼太、ちゃんと隼人さんの言うことを聞くのよ?」


「うん!やったぁー!」



“やったー”と思ったのは蒼太だけじゃない。


実は、俺もだ。



「ゆうかもはいる!」


「じゃあまた三人で入ろうな」


「「うん!」」



絢華ちゃんの嬉しそうな顔を見れるのはもちろん、こうやって蒼太と優華の喜ぶ顔を見れるのもほんとに嬉しい。
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