青空バスケ―3rd―
大和side

「なるほどね、蓮が……」


仕事終わり。

俺は鳴瀬先輩と南雲先輩と相沢先輩を呼び出して話をしていた。


「いいんじゃねぇの?
楽しそうだし。
俺は賛成だな」

「南雲先輩……」

「俺もやりたーい!
久々だしねー」

「相沢先輩……」


俺は残る一人、鳴瀬先輩を見た。


「愁ちゃんはやりたくないのー?」

「愁?」


鳴瀬先輩は腕組みをして、しばらく何かを考えた後、ふと顔を上げて口を開いた。


「場所はどうするか……」

「鳴瀬先輩……!!」

「やっぱ、その辺のストバスかな……」

「俺らだけじゃなくて、できるだけ当時のメンバー集めようぜ」

「それなら俺に任せといてー!」


先輩達……。


「ありがとうございます!」


俺は勢いよく頭を下げた。

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