青空バスケ―3rd―

「写真……?
これ……高瀬先生?」

「あたし達が高三の時のかな」

「高瀬先生と栞奈さんと……この人は……」

「この人はね、当時の東第一のキャプテンだよ。
アキ君っていうの」

「え、アズイチの!?」


へぇ……と洋輝君は驚いた顔で写真を見つめた。


「高瀬先生、楽しそうですね」

「大和はアキ君と勝負するのが一番好きだったから。
あたし達は中学からの同級生でね。
その頃からよく二人で勝負してたんだよ」


懐かしいなぁ……。


「でも……これでも、二人は中二の夏から高二の夏まで絶縁状態だったんだよ」

「え……こんなに楽しそうなのに……?」

「うん。
大和なんかアキ君の名前を聞くだけでいつも顔をしかめてたぐらいだったから」

「ケンカでもしたんですか……?」


ケンカか……。


「……それはちょっと違うかも」


ケンカは二人がお互いにいがみ合うことでしょ?

大和はアキ君のことを憎んでたかもしれないけど、アキ君は演技してただけだから……

< 99 / 201 >

この作品をシェア

pagetop