危険な彼女。


「…なんでだよ。」

ソファーに座る俺に詰め寄ってくる理緒を引き離す。


それから無理矢理笑顔をつくりー
「初めては好きな人にとっとけ。」
と聞こえるように唇を動かした。


理緒は真顔のまま、静止した。


ほら、やっぱり。
動揺しない。


俺の事好きじゃないんだもんな。
当然か。


途端、パンッという炸裂音と共に頬に鋭い痛みが走る。
< 26 / 93 >

この作品をシェア

pagetop