いい子にして
 
その時遠くにいる陽助の視線が、私を捕えたような気がした。


「出ようか」
秋人の声が私の身体に落ちてくる。


「いい子に・・・・・・・」
私の声は途中で消えた。











< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

密やかに落として

総文字数/882

恋愛(オフィスラブ)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「何処に行きたい?いやらし系のラブホ? それとも・・・・・・」 私を踊り場の壁に押し付けて、櫂は言葉で翻弄する。 あがいた私の目に、 もう一人の男の影が見えた。 二人の男に挟まれて、私は立っていられなくなる。 「僕も一緒に行くよ」 男の言葉に私は力を失くした。 「彼氏がいるのに飲み会で・・・」
過去から熱くなる

総文字数/976

恋愛(キケン・ダーク)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
   「結婚するの」    「やめちゃえ」 そう言って私を抱きしめる彼 心の中で抗いながら身体は抵抗できない 「成長したね、詩織の身体」 その言葉にまた熱くなった 「彼がいるのに図書館で・・・・」
そうだね。いないんだね。

総文字数/1,971

詩・短歌・俳句・川柳11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
つい忘れてしまうんだ 通りすぎようとして見てしまう ああ あの大きくて 温かな 君の姿はそこにない いなくなってまだ ひと月もたたないのだから 無理もないね ほんとうにやさしい みんなに愛された ゴールデンくん

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop