10年後の約束
第13章 それぞれの選択
朝日がまぶしい中、哲也は恵里を送り、それぞれ家へ帰宅した。


恵里は、そっと玄関を開けてリビングのドアを開けた。


そこにはソファーで明らかに恵里の帰りを待っていた、母親の姿があった。


恵里は、毛布をそっとお母さんにかけた。

すると、お母さんは目を覚ました。


「恵里、よかった。帰ってきてくれて・・・・」


お母さんは泣きながら、恵里を抱きしめた。


「お母さん」恵里も涙がこぼれた。

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