Bandrium~きみに捧ぐ恋のうた~
「あ、結構最近だったんだ!
もしかしたら文化祭前からと思ってわざとBandriumのこと知らないふりしてるのかなって
余計なことまで考えちゃった!
私は結愛が抜け駆けしたなんて考えてないよ。
航平くんが普段バンドメンバー募集してないけど
結愛はキーボード上手いから入ってもらった言ってたからその言葉を信じてるから」
「美紀……」
良かった。美紀は怒ったりしないで、あたしのことちゃんと分かってくれたんだ。
「それに湊くんが堅い人だって言うのは雰囲気からしてそんな感じするから
ちょっとやそっとキーボードできたところで入れないことも、色目つかって入れるところもちゃんと分かってるから
私は結愛のこと応援するよ!」