龍は花を守りけり ~~
「大丈夫。俺はお前が死のうと、
 お前を忘れることはない。」

「泣くなよ?…俺だって辛いんだ。」

「お前が死んでも、お前は俺の
 心の中で生き続ける。だから、
 泣くな。……俺は華のもの。
 華は俺のもの。そうだろう?」

そんな私を西藤さんは、
色々な言葉で励ましてくれたり、
愛を囁いてくれるのです。






~***~***~***~***~***~


そして、あと7日を切った朝。
私は野田先生のところを
訪ねたのです。

「おや、いったいどうなさったん
 だい?体は平気なのかえ?」

「いえ、体はもう…ボロボロです。
 ですが、残り1週間となった今。
 こうして来た理由は1つだけです。」

「いったいなんだい?…その
 理由とは?」

「実はですね……?」




~***~***~***~~***~


私は用件を済ますと、駆け足で
家に戻りました。

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