君に Ⅰ

全然速くなかったが、今の私たちには、すぐに追いつかれる。


「どうしたら・・・」




そして、私はあることを思いついた。





私は、隣にある教室に入った。


机や椅子が散乱としていて、みんなが急いでいた様子が良く分かる。



窓の外を見る。



生徒が何人かいた。


心配そうにこちらを見ている。


私は生徒を見た。


1人の男子生徒と目が合った。


その人は・・・





< 117 / 175 >

この作品をシェア

pagetop