君に Ⅰ

しかも、あの時やられた怪我がまた痛む。


なかなかスピードに乗れない。





そのときだった。



パン!




銃声が廊下に鳴り響く。



まっちゃんがよろける。


後ろを振り返ると、須藤が私たちに銃口を向けていた。


にやりと笑った後、弾をいれ、追いかけてきた。




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