君に Ⅰ

「・・・まい、か?」


ポツリとつぶやく。


すると、瞬が叫んだ。

「おい!誰かいるぞ!!」


やっぱり見間違いじゃなかった。

「舞歌!!」

そう叫んだとき、真琴と舞歌が現れた。



舞歌と目が合う。

舞歌は、俺の顔を見て微笑んだ後、真琴の口にあったガムテープをはがし、ロープを素手で切った。


その時間、わずか3秒。


ただ呆然と舞歌を見つめた。


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