君に Ⅰ

すると、舞歌の目がうっすらと開いた。


「舞歌!?」

舞歌の目が笑っている。






次に舞歌の口が動いた。


「あ、おい?最後に、会えて、よか、った・・・。」


消えそうな声で最後にこう言った。




「あ、おい・・・。











ありがとう。幸せだった。









好きだよ。」




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