君に Ⅰ

俺は、奥の方へと向かった。


放課後に図書室を利用する人なんて全然いない。

だから、ゆっくりと過ごすことができる。



ここの場所を見つけたのは、
中学1年生の10月ごろ。

俺の人気が今と同じくらいになったころだった。



< 16 / 175 >

この作品をシェア

pagetop