君に Ⅰ
君と話した
私が本を読んでいると廊下の方から紙が飛んできた。
開けて中を見てみると、
『あの場所で待ってる。』
とだけ書かれていた。
廊下のほうを見ると、さっきまで気づかなかったが、きゃーきゃーという甲高い声が聞こえる。
きっと神崎君が来たんだろう。
すると、神崎君と目が合った。
きっとあの手紙は神崎君が投げてくれたものだろう。
よく考えている。
話しかけていたら、私は次の日この場にいなかったかもしれない。
メニュー
君と話した