君に Ⅰ

だが、それから神崎君に一度も会うことはなかった。

それに、まっちゃんとも話すことはなかった。


前に言っていた「親友じゃない」という言葉はきっと嘘だろう。

だが、それについて何も言ってくれないほうが私はショックだった。



そして、いじめはどんどんひどくなっていった。
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