君に Ⅰ

君にあえない日々


「はああああああああ」


俺はとても大きなため息をついた。


「どうしたんだー。」

コイツは、昔からの親友の

水島 瞬。

水島財閥の社長の息子だ。

中学のとき、同じクラスになったのがきっかけで仲良くなった。



「いや、ちょっとなー。」

だが、俺はコイツに嘘を突き通せたことが一度もない。


「教えろ。」


「はあ。分かったよ」

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