君に Ⅰ

あなたに会ったとき


私は、あの話をりこから聞いた日から、急にいじめが過激になっていった。



毎日のように卵を投げられ、後ろから足を蹴られ、変な紙を背中に貼り付けられたり、机を廊下の外に出されていたり。


黒板に、「ブス!消えろ!キモい。死ね」と書かれたりもした。

しかも、全然知らない男子生徒に突き飛ばされたり、腹を急に殴られたり、気づかないうちにナイフで太もも切り付けられたりもした。



でも、誰も助けてくれなかった。

誰も心配してくれなかった。

みんな私を指差して笑うだけだった。


だから私は、「絶対に泣いたりなんかしない。」を常に意識をして頑張った。


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