騙されないんだからネッ!【完】
「そんなこと思ってたの?
光希…」
「!!!?」
ヒドイよ…そんな驚くこともないんじゃないの?
「夏希……」
やめて…名前なんて呼ばないで…
「あのな?
オレは好きでこうして…」
「やめて!
言い訳なんてしないで!!
何が私優先よ…
そんなにお父様にいい顔したいの?
もうイヤ!
私に関わらないで!!」
思ってもないことがスラスラと口から出ていく
ごめんね。お父様にいい顔したくてしてることじゃないのは知ってる
「夏希!!」
呼ばれたけど…
私は走って飛び出して行った