過去から熱くなる
透は女子に人気だった。ある日私は奥の本棚の影で、後輩の女子と抱き合っている彼を見てしまった。それからここに来られなくなった。大学もわざと地元を離れた。
苦い思い出を簡単に押し流すような彼のキス。少し骨ばった指が髪を撫でる。腰を引かれた時堪え切れず声がもれた。そして素早く唇を塞がれる。

「結婚するの」
やっと吐き出す私に彼が微笑む。
「やめちゃえ」
そう言う彼に抗いながらも身体はどんどん熱くなる。
「成長したね、詩織の身体」
その声にまた熱くなった。
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