あの頃の想い【TABOO】
あの頃の想いが蘇る。片想いしていたあの頃の想いが。
告白することなく卒業したあの頃の。
口づけを交わしながら、高校時代にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
だめだとわかっているのに、止められない。
唇が離れると、彼が強く抱きしめてくる。
その腕の中におさまりながら、罪悪感と背徳感に甘く揺れた。
そっとまぶたを閉じる。
熱いほどの温もりが全身を満たす。
今だけは、すべてを忘れて彼に酔いたい。
そう思うのは罪だろうか。
END
告白することなく卒業したあの頃の。
口づけを交わしながら、高校時代にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
だめだとわかっているのに、止められない。
唇が離れると、彼が強く抱きしめてくる。
その腕の中におさまりながら、罪悪感と背徳感に甘く揺れた。
そっとまぶたを閉じる。
熱いほどの温もりが全身を満たす。
今だけは、すべてを忘れて彼に酔いたい。
そう思うのは罪だろうか。
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