河の流れは絶えず~和泉編~
だが、それだけではないようなものの感じもする。

「うん、俺もそう感じている。今日初めて話したのに、そういう感じがまるでないから。」

その言葉に彼女は微笑み、俺を見て、

「あたし、あなたをもっと知りたい。また、会えるなら、、、。」

俺もそうだ。

「僕も、君をもっと知りたい、君が本当にいいのなら、これからも会いましょう。どうですか?僕と会ってくれますか?」

彼女の目を見た。

「はい、これからもどうぞよろしくお願いします。」

と頭を下げて答えてくれた。

劇的な変化だった。

だが、これからも会える、という確約が取れて安心し、

「こちらこそ、よろしく。」

と返した。
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