蕾~桜の木の下で~
「かーなーたっ!!」

「...え?」

声がデカ過ぎんだよ、バカ浩介。
唯が振り向いちまったじゃねぇか。
...ヤバい。どんどん近寄ってくる。
しかも走って。

その唯に、笑顔はない。

「あれっ?」

唯は俺の前を走り去っていった。

「...何だったんだ?」

結局唯は校門の前までダッシュし、俺の顔を一秒たりとも見ずに帰った。

要するにあれか、俺には興味無いってか...。

『三倉彼方は100のダメージを受けた!!』

...ハハッ。アホらし。
でもホントに今の俺には、ドラ○エの音楽がピッタリなんじゃないかってくらい。

だってさ...知ってる?好きの反対は嫌いじゃないんだよ。

興味無いなんだよ。
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