蕾~桜の木の下で~
「だから、榊 唯ちゃんって
このクラスよね?」

「あ、はい。」

やっぱり唯のことだった。
知らぬ間に自分で妄想してたかと...
ホッと胸を撫でおろす。

「先輩は...?」

「わたし?私は書記の緒川 満莉那。

...やっぱり生徒会かぁ。言われてみればなんとなく佇まいが秘書っぽい。
社長とデキてそうな...

「...で、ドコにいるの?」

先輩が不思議そうに見てる。
しまった。見惚れていたし変な妄想もしてた。

「あー...

いた。
唯は俺よりも2個後ろの席で、
先輩に半年記念でもらったアクセサリーを嬉しそうに見せてる。

花びらが何枚もついているようなデザインの
ネックレスが、唯の白い肌によく映えている。

先輩からは、
唯がこんな風に見えるってことか。

「キレイ。」

今度は声に出るほど唯に見惚れた。
男の目は揺れやすくて困る。
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