蕾~桜の木の下で~
どんなに切なくても食欲は変わらなくて...
どんなにお腹は膨れても、心は空っぽだった。

そのあとはお風呂に入っても、ゲームをしても、何をしてもぼーっと唯の事しか考えられなかった。
唯の、無理をして笑ったあの笑顔しか浮かばなかった。

そして、その時一緒に頭の中を駆け巡っていたのが、失恋ソングのこのフレーズ。


“誰より好きなのに”


この一言が、唯の気持ちを。

そして今の俺の気持ちを表してるみたいに心に響いて...眠れなかった。
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