あなたがいたから
未来は花瓶を持ちながら走っていた。
涙を堪えながら走っていた。



そんな未来の後を一人の女の子が追いかけてきていた。



そのことに気付いた未来は走る速さを緩めていき、走るのをやめた。



うしろを振り向くと、そこには昨日までいじめにあっていた女の子がいた。



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