秘密の相談室
吏真が透華さんに術を教えてる間に おれは単独で 実家に帰った。


「ただいま」

とりあえず 普通を装ってみる。

「お帰り 久し振りね 陽菜?」


「そうですね… 母さん」


相変わらず 嫌な女だ…

「今日は吏真ちゃんは一緒じゃないの?」

そういう母におれは

「えぇ… 彼女は彼女の事情がありまして… 今日は一人で来たんですよ?」


あんたと吏真を会わせるわけねーだろ…


「そう… 今度は吏真ちゃんも連れてきてね♪」


そう言った母におれは 「ええ そうします。」 ありきたりな台詞を並べた。


――――*――――☆――
それから客間に通され
一枚のプリントがあることに気づいた。


目を通してみると…
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