Hurly-Burly 5 【完】
不良メンバーズが普通でない不良代表だと
思えば、他の不良はどこまで危ない奴らかとか
知らないからこそ知らない方があたしが怖がらない
って思ってるのかもしれない。
「確かに極道のことも不良界のこともあたしはちっとも
分かってない素人だ。だけど、本当に誓うよ。
あたしは絶対に怖がったりしない。みんなを怖いと
思ったりしないから本当のことを話してくれるのを待ってる。
それだけは絶対に譲らないから!」
「・・・・・その内、気が向いたら話す。」
「う、うん!待ってるよ。大いに受け止めるよ。」
「・・・あんまりそういうこと言うなよ。」
「ちぃ君が安心するなら何度でも言うよ。
怖くない、怖くない、怖くない!
大船に乗ったつもりでどーんと来い。
ところで、東地区の人と北地区は仲良しなのか?」
「(・´д`・)?」
ち、ちぃ君の理解者誰か訳して!!
「話し聞いてたかだと」
さ、さすが、伊織君よく分かったな!!
「聞いてたとも!」
いつの間にかバイクの集団もパトカーも
居なくなっていたのにたった今気付いた。
「どら焼きまだか?」
し、シカトという手段を選ばれた!!
仕方なく引き下がるしかあるまいな。
「因みにどら焼きは生クリーム入りが
オススメだと聞いている!」
「生クリーム・・・・・∩(´∀`)∩」
ちぃ君の顔がすっかり緩んだところでどら焼き専門店
に到着したせいか、結局肝心なことを聞き逃した気がする。
しかし、知っても知らなくてもあたしは気にしない
ような気がするから全力でサポートが出来る態勢で
居ることが望ましいのだと切り替えた。
「ヒヨリン、いいのか?」
「頼りたい時に頼ってくれればいいよ。
ユウヤもどら焼き食べたいのであろう?」
にっと笑うとユウヤが頭を掻いた。
「・・・・・日和ちゃんには、参ったな。」
助手席でため息を吐くターヤンさんがボソリ呟いたのだった。