Hurly-Burly 5 【完】

「日和ちゃん、夕飯食べていってね。」

ふと家の方から凛とした声が聞こえて振り返った。

にっこり微笑んで手を振ってくれる純玲さんに振り返した。

それを見て稜さんと純玲さんが顔を見合わせて笑った。

やっぱり、仲のいい2人にちぃ君の腕の中で夏君が

にこにこ笑うのだった。

「はい、是非ともご馳走になります!!」

そう言うと、純玲さんが袖からナスを取り出した。

「おナスをメインにしてもらったからね。」

何というか、この人が一番天然な気がする。

綺麗な印象とは裏腹にすごく可愛い人だ。

「日和ちゃん、おナスが好きなの?」

違うところからひょっこり現れたのは茉莉花さんで、

徹さんが廊下を這いずっている。

い、一体、何があった!?

と思ったら、違うところではココちゃんが組の

人たちと鬼ごっこをしているのか騒ぎ声が響くのだった。

「あたし、ここが好きだ。」

ちぃ君が隠したがる理由とか分からないけど、

ここに来れて知れたことがたくさんある。

無言のちぃ君と目が合って笑いかけた。

「・・・・・・そっか?」

「ま、まぁ、永瀬家は殿堂入りだけどな。

黒宮家も好きだと言っておこう。」

て、照れるようなことを自分で言ってしまった!

は、は、恥ずかしくてイカン!!

顔を背けるというガード技を繰り出した。

「それ以外に行ったことあるのかよ?」

「な、何だと!?マコ君と田中の家には行ったもん!」

金髪の髪が眩しく光るものだから目を瞑りそうになった。

「マジか!!」

「ふんっ、あたしは中学2年生で男の子の家に

行くというレベルアップを遂げたのだ。」

ユウヤがカッと目を見開く。

「レベルアップって・・・・」

「それまでは永瀬家しか知らなかったがな。」

マコ君の家で勉強会したりすることによって

サユ以外のお家に訪問を果たしたのは遅くも中学2年生です。

だからこそ、こういうのは緊張するけど楽しかった。

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