Hurly-Burly 5 【完】

茶髪の髪が光に透けて細い髪質ねと思ってたら、

急にユウヤが立ち止まって一息ついた。

な、何があったのかしら!?

お疲れのようだけど、どこかへ走ってきたんだろうか!?

ブラジルまで走ってきたと言うなら拍手を送ろう!

「何してんだよ」

腰を下ろしてあぐらを掻くユウヤを見てポカーンと

立ち尽くすのだった。

「な、何って何ですか!?」

き、気に食わないことでもあったのかしら?

それは、しっかり聞いて改善をする必要がありそうね。

「いや、悪い。少し座って喋ろうぜ?」

ユウヤがハニカムように笑うのを見て頷いて、

廊下に正座をして横に座った。

「お料理冷めないかしら?」

折角、作ったのに温かい内に食べないと美味しく

なくなってしまうのではと思った。

「大丈夫だって、冷めてもウマいから!」

「そ、それならいいのだけども・・・・」

もう日が暮れるのか辺りが薄暗い。

少し肌寒いなと思っていたら、ユウヤが

マフラーを巻き直してくれた。

「寒かったら言えよ?」

「う、うむ!」

ユウヤって空気読めなさそうに見えてちゃんと

読める人で一番周りの空気を読めてるのかもしれない。

ビー玉のような茶色い瞳と目があった。

「これ、頼まれたのか?」

「そうだ!どじょうすくいをしてたおじさんたちに

頼まれたのだがそれがどうかしたか?」

「いや、何でもねえ。そっか、おじさんたち

酔っ払ってたろ?」

「うん、寝てた人も居たような気がする。」

灰色のフード付きのパーカーを羽織った

ユウヤの方が寒くないのかなとふと思った。

「だろうな。いつもあんな感じだからな。」

見てるだけで寒そうになってきた。

あたしはこの家に入ってからというもの、

ずっとコート羽織ったままで今気付いた。

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