Hurly-Burly 5 【完】

ユウヤが目を見開いた。

「何でヒヨリンはそういうことサラッと言えんだよ。」

「えっ?」

ユウヤがしょぼくれてるような気がした。

「きらめきサンダーボルトチャージ!!」

「うおっ!!」

ユウヤの肩にパワーをチャージするようにガッと

置いて元気になれと込めた。

「元気のないユウヤはらしくないよ。」

「俺だって落ち込む時はある。」

「そしたら、あたしが何度だって元気にさせてみせる!」

ポンと胸を叩いたらユウヤがポカーンとして、

すぐに大きな口を開けて笑った。

「ユウヤの方が頑張りすぎなんじゃないか?

たまには息抜きするのもいいと思う。

元気がなくなったらあたしが笑わせてやろう!」

「ヒヨリンが横に居てくれるだけで元気になれる。」

「そしたら、こうやって話をしよう。

それでユウヤが元気になるならあたしは何時間でも

付き合ってあげてもいいよ!!」

ユウヤが笑うと周りが明るくなるんだ。

あたしはその雰囲気が好きだ。

「ヒヨリンってまじでスゲーよ。」

「何がだ?」

別に大したことしてないぞ?

この数分、口しか動いてないと思う。

「そう言われると何か嬉しいな!」

ほら、ユウヤは笑うとエクボが出来るんだ。

初めて会った時だってお腹抱えてぎゃはははと

いう声を聞いて楽しい人だって思った。

「あたしはありのままを語っているのだが?」

「そういうとこ好きだわー。」

「えっ!?あたしの溢れる魅力に気付いたのだな!?」

「いや、違うし。」

ユウヤに白けた目を向けられた。

「けっ、つまらない男に成り下がったわね!」

「ヒヨリン、拗ねるなよ。」

ただ、こうやって話してるだけでユウヤは自然と

ホッとするというか不思議と気を使わなくて良くて、

余計なことまで喋ってしまわないか心配になる。

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