Hurly-Burly 5 【完】
それから、夕飯をご馳走になった。
兄ちゃんは今日帰りが遅くなるらしい。
真君と新しく出来た定食屋に行くんだとか・・・。
「これ、味付け変えたのかしら?」
純玲さんがあたしの作ったかぼちゃの煮つけを食べた。
な、何故、あたしが作った料理があるんだ!?
あれは、料理長たちに食べさせるもんだと思って
作ったのにビックリしてピーマンが喉に詰まった。
「ぐほっ」
「ヒヨリンっ!!」
ナル君がワタワタ慌てる横で湯呑を差し出してくれる
馨君が慣れた様子で手渡してくれた。
「日和ちゃん、落ち着いて食べようね。」
「うっ、うん。」
ゴホゴホ気管支に入ったようでしばらく
咳き込むあたしの姿が妙にダサかった。
「確かに、この料理とか初めてね。」
茉莉花さんまで春巻きを食べてそう呟いた
せいで今度は箸を落とした。
「お、お口に合いませんでしたか?」
どうしよう!!マズイと言われたら調理方を
見直すべきだと前向きに考えよう。
「あら、これ日和ちゃんが作ったの?」
茉莉花さんが美味しいよと笑った。
「た、た、大したものは作れないのですが
調理場で料理長に作らせてもらって・・・
すいません人のお家で勝手な行動は今後
慎みますので!!」
「いいのよ、でも上手なのね。」
「いえ、まだまだ修行が足りないばかりでございます。」
そんな上手だなんてまだまだ未熟者なのに!!
「へー、日和ちゃんって料理も出来て可愛くて、
頭も良くて面白くてすごいモテそうだね~」
徹さんの言葉にブハっと吹き出しそうになった。
「ぐふふっ、モテませんよ!全然、ドン引き
されることの方がむしろ多い気がしますから・・・」
トホホ~だよ。
妄想してることにまず引かれる。
あと、このポーカーフェイスとかいろいろ
マイナスもあるんですよ。