Hurly-Burly 5 【完】

あ、あら、今度は何かまた間違っただろうか!?

「な、ナル君、どうしましたか!!」

「ひ、ヒヨリン・・・・勘弁して。」

キュッと口を真一文字に結ぶと下を向いてしまった。

「ど、ど、ど、どうしよう!?ナル君に激しく

嫌われた予感がするのだが、失った信用をどうやって

取り戻すべきかじっ、人生相談を受けに行こう・・・」

顔を下に向けていたナル君がガバっと起き上がって、

首を激しく横に振った。

「な、何だ良かった。命を繋ぎ止められたわ。」

言動には注意するべく気を付けねば!!

「お前さ、餅好きか?」

ポカーンとした空気が流れて時が止まる。

ちぃ君、君のターンはまだ早いんじゃないか!?

しかも、急に餅とか意味不明過ぎて読者がドン引きだよ!!

どーしてくれんだいっ!

「す、好きって言えば好きだけども・・・お餅は断然

磯辺揚げが得策かと・・・」

な、何を言わせるっ!

そういえば、ちぃ君あの日以来だ。

な、な、何か気まずいというか目を合わせられそうに

ないのはあたしが見てしまった目撃者でちぃ君は何も

知らないからだと思われる。

あら、どうしたらいいのかしら!?

み、見なかったことにするんだった!

「お前、挙動不審?」

「ち、違うのだよ!どこで、誰に狙われるか分からんからな。

スナイパーの存在をすぐに察知出来る便利昨日を搭載する

タイプを注文したいところだ。」

バコっと慶詩に持ってる雑誌で叩かれた。

「い、痛いっ!何をするのだよ!!」

「テメェの脳みその暴走を食い止めてやったんだろうが。」

「なっ、何だと!?ぼ、ぼ、暴走してるのか!!」

ど、どうするべきなのよさ。

脳みそって暴走するものだったんだ。

脳みそが暴走する図とか思いつかないけど、

とにかく恐ろしいことに変わりがないよ。

「日和ちゃん、一旦落ち着こうか。」

うん、馨君あたしもそう思う。

誰か、あたしを止めてと思ってた時のまさに救世主!

馨君のポジションはとても重要だと言えるんだが、

馨君ブラックスマイル出てるっΣ(゚Д゚)

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