頭のてっぺん
「カナ… ごめんな。辛い想いさせて」

匠海は ペコリと頭を下げた。

「…も、もう いいよ。そんなの」

匠海の頭のてっぺんを見ていると なんだか 可愛くなって クスリと笑ってしまった。

「もっともっと カナのこと笑わせてやりたかった、俺」

「バカ」

「デートして」

「バカ」

匠海と 初めて逢った時も こんな風にいきなりデートに誘われたんだ。

色んなことを思い出す。

「しょうがないなあ。今日だけだよ」


夜は これから。

終わり良ければ。



…終…
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

隣のマキオ

総文字数/10,576

恋愛(ラブコメ)32ページ

表紙を見る
傷ついてもいい

総文字数/57,866

恋愛(純愛)179ページ

表紙を見る
夏の日

総文字数/212

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop